NO HEAVY PETTING

2003年10月15日
今日はHR/HMからお届けしましょう。UFOが1976年にリリースした『NO HEAVY PETTING』です。
UFOというのは、先日書いたマイケル・シェンカーがワールド・ワイドな評価を得たバンドで、バンド自体も彼の加入後にワールド・ワイドなバンドとなりました。なので、バンド(リーダーのフィル・モグ)は、彼に引け目があるのでしょう。「UFO」というバンド名をフィルとマイケルの共同所有にしていました。このことが、この10年間の迷走を演出することになるのですが。。。(今は、マイケルが所有権を放棄したので、新しいギタリストを入れて、活動を再会したようです。)
さて、肝心のアルバムの内容なんですが、70年代にマイケルが参加した5枚のアルバム(『PHENOMENON』、『FORCE IT』、今日の一枚、『LIGHTS OUT』、『OBSESSION』)の中では、最も地味な印象のアルバムです(爆)。かくいう私もこのアルバムだけは持っていなくて、先日ブッ○・オ○で発見し、ようやく購入したというわけなのです。で、聴いた感想ですが、決して他の4枚に引けを取らないアルバムだと思います。(というか、他の4枚も決して「捨て曲なしの名盤」だとは評価していないという。。。)
確かに、このアルバムのみ参加のダニー・ペイロネルのキーボード(ピアノ)とマイケルのギターは、はっきり言って噛み合ってません。ですが、「Natural Thing」、「I’m A Loser」、「Belladonna」、「On With The Action」、「Martian Landscape」など曲単位では印象に残っているいうことは、このアルバムが決して駄作ではなかったということの現れと言ってよいでしょう。むしろ、ラストの「Martian〜」を発展させることができれば、このメンバーで、バンドとしてもっと成長できたのではないでしょうか?
ところで、この「ペットを溺愛するな」という変わったタイトルなんですが、私はペット=マイケルと解釈しました。ドイツから英語もロクに喋れない状態でイギリスに連れてきて、フィルの部屋に居候させているペット(マイケル)を、正式にキーボードも加入したことだし、これからはチヤホヤしないぞ、という意味合いだったのではないでしょうか?結局、溺愛して失敗したようですね。。。(笑)

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