NiNa
2003年10月17日マニアックに参りましょうか。
元プラスチックス(というより、GLAYやJUDY & MARYのプロデューサーといった方がわかりやすいですか?)の佐久間正英が、同じく元プラスチックスの島武実(作詞家)や、ジュディマリのYUKI、The B-52’sのケイト・ピアソン、元ジャパンのミック・カーンらと1999年7月に結成した「NiNa(ニナ)」というグループの唯一のアルバム『NiNa』です。
かつてNICE AGEというYMOのカバー・バンドなぞもやった私ですが、実は、当時YMOよりプラスチックスの方が好きでした。YMOの近寄りがたさよりも、プラスチックスの遊び感覚に惹かれたのです。実際、結成当時、プラスチックスのメンバーで純然たるミュージシャンは佐久間氏ただ一人。中には、仲間内でインベーダー・ゲームが一番得意という理由のメンバーもいたりして(笑)。でも、音楽のほうはすごくわかりやすくて、チープなサウンドにキャッチーなメロディー、何より日本語の歌詞が取っつきやすかったんだと思います。(YMOはインストだったり、英語詞でしたから。。。)
で、肝心の「NiNa」ですが、オープニングに続く「Super Hero」を聴いた第一印象は「プラスチックス+ディシプリン・クリムゾン?」でした。まぁ、ケイトがいるThe B-52’sも、サウンドはかなりプラスチックスに近いし、ディシプリン・クリムゾンはニュー・ウェイヴを意識していたので、当然接点はあって然りなんですが。。。
ところが、聴き進んでいく内に、あまりにもオーソドックスな内容なので、またビックリ。ところどころに「あの」特徴的なメロディーが顔を出したりしますが、基本的には歌モノのポップスといった趣きです。正直、もっとニュー・ウェイヴっぽいのを期待してたんで、そういう意味では肩すかしを食った感が強いんですが、決して内容が悪いというわけではありません。
ただ、残念なのが、ミック・カーンの存在感がほぼ皆無な点です。ジャパン時代のウネウネしたフレットレスのフレーズはほとんど聴けません。佐久間氏がデモで弾いていたフレーズ(佐久間氏の本職はベース)をミックが弾きました、程度なんですかね?また、せっかくのツイン・ボーカルもイマイチ機能しきっていないと感じました。ときどき、「おっ?」と思わせる場面はあることはありますが、「全面的に」ではありません。YUKIの幅が広がったとは思いますが。。。
もし次作があるとしたら、是非このメンバーがヘッド・アレンジでまとめた曲を聴いてみたいものです。
元プラスチックス(というより、GLAYやJUDY & MARYのプロデューサーといった方がわかりやすいですか?)の佐久間正英が、同じく元プラスチックスの島武実(作詞家)や、ジュディマリのYUKI、The B-52’sのケイト・ピアソン、元ジャパンのミック・カーンらと1999年7月に結成した「NiNa(ニナ)」というグループの唯一のアルバム『NiNa』です。
かつてNICE AGEというYMOのカバー・バンドなぞもやった私ですが、実は、当時YMOよりプラスチックスの方が好きでした。YMOの近寄りがたさよりも、プラスチックスの遊び感覚に惹かれたのです。実際、結成当時、プラスチックスのメンバーで純然たるミュージシャンは佐久間氏ただ一人。中には、仲間内でインベーダー・ゲームが一番得意という理由のメンバーもいたりして(笑)。でも、音楽のほうはすごくわかりやすくて、チープなサウンドにキャッチーなメロディー、何より日本語の歌詞が取っつきやすかったんだと思います。(YMOはインストだったり、英語詞でしたから。。。)
で、肝心の「NiNa」ですが、オープニングに続く「Super Hero」を聴いた第一印象は「プラスチックス+ディシプリン・クリムゾン?」でした。まぁ、ケイトがいるThe B-52’sも、サウンドはかなりプラスチックスに近いし、ディシプリン・クリムゾンはニュー・ウェイヴを意識していたので、当然接点はあって然りなんですが。。。
ところが、聴き進んでいく内に、あまりにもオーソドックスな内容なので、またビックリ。ところどころに「あの」特徴的なメロディーが顔を出したりしますが、基本的には歌モノのポップスといった趣きです。正直、もっとニュー・ウェイヴっぽいのを期待してたんで、そういう意味では肩すかしを食った感が強いんですが、決して内容が悪いというわけではありません。
ただ、残念なのが、ミック・カーンの存在感がほぼ皆無な点です。ジャパン時代のウネウネしたフレットレスのフレーズはほとんど聴けません。佐久間氏がデモで弾いていたフレーズ(佐久間氏の本職はベース)をミックが弾きました、程度なんですかね?また、せっかくのツイン・ボーカルもイマイチ機能しきっていないと感じました。ときどき、「おっ?」と思わせる場面はあることはありますが、「全面的に」ではありません。YUKIの幅が広がったとは思いますが。。。
もし次作があるとしたら、是非このメンバーがヘッド・アレンジでまとめた曲を聴いてみたいものです。
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